出発したのはいいものの，ガソリン残量が少ない。宇都宮までもつかどうか・・・。関東圏の方がガソリン代が安いであろうと予想した山杜は，まだ開いていないガソリンスタンドを横目に，高速道へと突入するのであった。

　東北道上り線を宇都宮へ向け爆走する山杜ストリーム。下り線に目をやると，渋滞こそしていないもののとんでもない交通量だ。帰り大丈夫かなあと心配しつつも，集合時間に間に合うようにひた走る。過去の例からすると，朝６時頃に風見鶏さんから「今着きました〜」と連絡が来そうなものだが・・・。どうやら今回は大丈夫のようだ（笑）。快調に飛ばす山杜だったが，やはり点いたか貧乏ランプ（笑）。あと少しで宇都宮ＩＣという上河内ＰＡてついに給油。リッター９９円？郡山より高いぞ！ＳＡは高いのか・・・しかしその後，高速を降りた付近のスタンドも同額だったことが判明した（笑）。そして給油中，ついに風見鶏さんより電話が。今回はそれなりの時刻に着いたようで・・・でも渋滞をにらんで昨夜出発しているはずだし，ちゃんと睡眠はとれたのかが心配である。

　そして１０分後。山杜の時計では７時きっかり，ストリームは宇都宮ＩＣを抜けた。すでに風見鶏ヴィッツとＧａｍｉＹＲＶは到着していた。うおお！ヴィッツＲＳの青ボディがまぶしく輝いている！！ＩＣ出口に長く停めておけないということもあり，風見鶏さんの先導でひとまず移動。１０分ほど走っただろうか。比較的駐車場の広いコンビニに停車。改めてご挨拶をすます。うーむ。２台とも洗車してあってぴかぴかである。対する山杜ストリームは・・・当日朝の洗車（かなり無茶）ができなかったためまっくろくろすけ。「ずいぶん汚くなったなあ」となおじゅ☆さんに言われてしまった。しかし山杜は出掛けにしっかりと「ベ○」を持ってきておいたのだった。しのいの駐車場でふきふきすればなんとか撮影には間に合うだろう（笑）。周りを見てみると，気合いの入ったスポーツ車が結構いる。みなさんしのい目当てですか〜。ここから先にはコンビニも何もないということを聞き，早速コンビニで朝食を調達する山杜。その後少々ダベった後，しのいにむけて出発した。かなり遠いのかと思いきや・・・５分ほどですぐ着いてしまった。９時からというフリー走行開始時間を考えたら，集合時間はもっと遅くても良かったんじゃなかろうか（笑）。

　しのいに到着し，開門まで待ちかな・・・と思っていたら，まだ７時半だというのに何故か開いているピットへ通じる道。開いてるなら入ってしまえ！というわけで早速中へ。フリー走行をやるという風見鶏＆Ｇａｍｉ両氏はピットへ。山杜はピットのすぐそばにある見学者用無料駐車場へストリームを進めた。「え？山杜は走んないの？走ると思って隣に乗せてもらおうと思ってたのに！」と言ったのはなおじゅ☆さん。あのねー。いくらフリー走行会だからって，ミニバンで走る人いないってば！そりゃ，ストリームはミニバンの中ではトップクラスの走行性能だけど，いくら何でもサーキットは無茶だよ〜。１９日のエビスは，ワゴン・ミニバン限定イベントだから走ってくるけどさ〜。まあ，スポーツカーひしめく中ストリームで走ったらある意味ヒーローだろうけど。しかもランエボあおったりして（ないない）。

　風見鶏さんはコースを見に行った・・・。「うわー。まだクラッシュの跡残ってる」あ，そうか。しのいは昨年末にＦＣお釈迦にした現場だっけ。それでもまだこのコースに挑もうとするとは・・・漢です，はい。ヴィッツＲＳの走行前点検に余念がない。

　そうこうしているうちにフリー走行参加車両がどんどん増えてきた。先刻コンビニで見かけたカーボン風ボンネットの先代インテＲもいる。Ｒ３２スカＧＴＳやらインプスペックＣやらＲ３３ＧＴ−Ｒやらミラージュやら・・・。Ｇａｍｉさんは寝不足（貫徹で東京から走ってきたらしい）とコース見て怖じ気づいた（？）のが重なり，ピットから駐車場へＹＲＶを移した。ま，確かに集まってきているクルマの面々から見ると，ヴィッツとＹＲＶは多少浮いている気はした（ヴィッツはＲＳだから充分レース仕様なのだが・・・）。

　８時を回り，オフィシャルが到着。レストハウス内で風見鶏号の同乗手続きを行う。風見鶏さんってば有名人だなあ。オフィシャルの人たちに顔を覚えられている。クラッシュの効果はかくも偉大なり（でも本当に無事で良かったですよ，はい）。風見鶏号の走行時間まではまだ間があるので，撮影に備えて「○ガ」で簡易洗車（笑）。とりあえず早朝の状態からは見違えた。風見鶏さんがドラミに参加してる間に５／１９のエビス参加用に購入したヘルメット＆グローブを準備。後ほど「ドライバーより同乗者の方がメットが頑丈だ」と風見鶏さんに突っ込まれるメットである。

　さて，いよいよ走行開始。同時走行はＲ３２ＧＴＳと・・・げえ！新型インプスペックＣ！わずか３台での走行とはいえ，凄いメンツに囲まれたもんだ・・・。１周目は風見鶏さんも感触を確かめているよう。ＦＣの時は走り込んだしのいでも，やはりヴィッツＲＳでは勝手が違うだろう。クラッシュの恐怖も拭い切れていないだろうし・・・。２周目以降はいよいよ攻め込んでくる。ヴィッツＲＳぐらいの出力でもかなりのスピード感と横Ｇ。これがサーキットの感触か・・・。１９日にサーキットデビューを控えている山杜には大変参考になった。風見鶏さんに感謝！３周目にはあっさりと周回遅れ。まあ，車格が違いすぎだし致し方ない。いつの間にかＧＴＳの後ろを走っていたスペックＣがとんでもない速さで独走状態。いやー，速い速い。ノーマルですでにレース仕様は流石の一言。１０集ぐらい走って３〜４回スペックＣが抜いていきました。恐るべし。同乗しているだけでも汗だくになったサーキット初体験。風見鶏さんもヴィッツの感触を掴んだようだし，実のある走行だったと思います。ただ，このサーキットにヴィッツＲＳのノーマルセッティングは合っていないようだ。小回りが利くだけに，峠とかジムカーナとかの方が向きかな？

　しばらく他の組の走行を眺めた後，ヴィッツＲＳの試乗をさせてもらった。センターパネルはタコメーターが見にくいような気が・・・でも正面に追加メーターがいっぱいつけられそうだ。１速に入れてクラッチをつなぐ・・・むむ？なんだこれ？思ったよりも力あるぞ？スペックは88psの12.5kgmでしょ？とてもその数字とは思えないです。ＲＳの名は伊達じゃない。いいクルマですよこれ。普段は重いストリームを操っているだけに，凄く軽快でパワフルに感じました。

　その後，せっかく宇都宮に来たので餃子を食べに行くことに。山杜は地理に詳しくないので，風見鶏さんに見たことのある道路沿いの店まで先導してもらった。「餃子とラーメン」の看板。やっぱりラーメンより餃子が先に来るのね。で，メニューの写真で旨そうだった豚骨ラーメンと餃子を注文してみる。コレが大正解で結構おいしかった。山杜はおいしい店を見つけるのが大の苦手で，今回もあまり期待していなかったのだが，どうやら当たりを引いたようだ。なおじゅ☆さんを帰りに送っていくということで，ガソリン＆高速代としておごってもらった。ゴチになりました〜♪

　さて，腹ごしらえも終わったし，これからどうしようという話になったが，昨夜から貫徹で走ってきたＧａｍｉさんが仮眠をとらないとどうにもならないということで，他の３人も特にやることないので再びしのいへとＵターン。駐車場でＧａｍｉさんにはぐっすり寝ていただいて，他の３人は散歩がてら駐車場から歩いて観覧席へと移動。第１ヘアピンとダンスシケインが見下ろせる観覧席にてダベリながら観覧。程なくＢＭＷ軍団が走行開始。ビーエムで走るとは・・・金持ち〜（笑）他にもハチロクやら新インテＲやらが走ってました。第１ヘアピンとダンスシケインが連続するここはかなりの腕の見せ所のようで，オーバースピードで突っ込んできたクルマがスピンしまくって迫力満点！新インテＲがあわや山に刺さりそうになってました。新車クラッシュはかろうじて免れたようです（笑）。しかし上手い人多いわ。ダンスシケインでもダンスせずしっかりとコントロールするんだもんなあ・・・あのスピードで。

　観覧しながらなおじゅ☆さんがまたクルマを買いたい話に。相変わらずＲ３２がお気に入りのようで・・・あのリアのデザインがかっこいいとか。まあ，もはやＲ３２の上物は皆無に等しいし，おすすめはしませんが。ま，トシも考えて，純スポーツカーは厳しいでしょうなあ。お互いもう身を固めなきゃならん年頃だし。もっとも山杜はいつ結婚しても大丈夫ですよ。クルマだけは（自爆）。

　さて，いよいよ時間も迫ってきたので帰ることに。睡眠中のＧａｍｉさんを起こして現地解散。夏頃の次回開催をほのめかし，お開きとなった。

　なおじゅ☆さんを受け取った（笑）山杜は宇都宮ＩＣより一路北へ。ところが東北道はいきなりの渋滞！なおじゅ☆さんに地図を渡し，下道を探してもらう・・・が，矢板ＩＣを過ぎる頃には，交通量は多いものの渋滞は解消。80km/h出ていたら上等だろうと，予定通り白河ＩＣまで高速で。あとはいつも通り天栄村から猪苗代湖南を抜け，会津若松へ。

　今回のミーテは同乗ながら初めてサーキットを体験し，非常に実になった。次回はいよいよカート大会かな？