【プロレス徒然日記 2001.6〜2002.6】


 2002.6.19 (WED) 「つれづれ,だらだら・・・」
 最近,プロレスを心から楽しめていない。忙しいというのもあったが,プロレス関連のコーナーが更新されていないと言うのがそれにあたる。

 ここ数ヶ月プロレス界はかなり変化した。永田がIWGP奪取。高山が新日本に参戦。三沢−蝶野戦実現。小川良成GHC王座奪取,荒井元FMW社長自殺。ノーフィアー分裂・・・。いろいろあったはずなのに,コラム創作意欲がわかなかった。

 ただ呆然とテレビ中継を眺め,雑誌を眺める。すげえ!とは思ってもなぜかわくわく感がない。山杜が歳をとったのか,プロレス界何が起こっても不思議じゃないという免疫がついてしまったのか。先月小沢常務と行って来た新日本郡山大会では結構楽しめたが,気軽に声援を送り,カレーマンに拍手を送り・・・お気楽な楽しみ方をした。プロレスに対するスタンスが変わってきたのかも・・・。

 まあ,ノーフィアーTシャツを勝負服にしているぐらいだから,まだまだプロレス好きには違いないのだし,このプロレス鬱期間を抜ければまた爆発するのかもしれない。

 とりあえず「三沢社長40歳おめでとう!40過ぎたし下ネタは控えめに!」といっておこうか(笑)。まとまりなし。


 2002.2.18 (MON) 「安田忠夫に学ぶ」
 人生崖っぷちレスラーと言われ続けた安田が,ついにIWGP王者にまで登りつめた。人間,「豹変」する時期は必ず訪れる。それまで鳴かず飛ばずだったレスラーが突然話題になる。自らアクションを起こす者,流れに任せた境遇でも,環境が変わるやいなや大ブレイクする者。きっかけは様々である。今やGHCタッグ王者となったワイルド2の森嶋と力皇も,きっかけを自分たちで作ってみせたのだし,さかのぼればほとんどのレスラーが何らかのきっかけを元に豹変している。

 先ほどから「きっかけ」と言っている。昨日までひ弱だった人間が突然強くなるなんてことはあり得ない。毎日毎日,トレーニングにより鍛え,試合をこなす。成長は本当に少しずつのはずだ。ある日突然ブレイク。考えてみればおかしい。ブレイクするレスラーは,自力はついているのである。後はきっかけ。今まで勝てなかった相手に初めて勝ったとき,それが「豹変」のときだ。豹変を支えるもの,それは紛れもなく「自信」である。

 話を安田に戻す。安田は元関脇・孝乃富士である。大相撲で三役まで登りつめた男だ。大相撲の三役といったら,会社で言えば部長か重役クラスである。身体もしっかりできており,弱いはずがない。プロレス独特の受け身や技を覚えれば,すぐに最前線へ出られる。しかし,今までの安田には自信がなかった。相撲でも私生活でも失敗し,大きな身体を躍動させていなかった。しかし,バーリ・トゥードに身を投じ,昨年末,K−1最強とも呼ばれているバンナに勝ってから,その顔は自信にみなぎっていた。その自信が,今回の蝶野・永田の連続撃破につながったと私は考える。

 我々もこの安田の姿を教訓としなければならないであろう。過剰はいけないが,何事にも自信を持って取り組む。成功の秘訣ではあるまいか。最近そう感じてならない。

 安田の現在のファイトスタイルは,どちらかといえばVT寄りになっているのが残念ではあるが,できる限り防衛してもらいたいと私は思っている。


 2002.1.3 (THU) 「2001大晦日猪木祭」
 紅白を見ない大晦日。なんだかんだ言って物心ついた後では初めてだったのではないだろうか。年々紅白がつまらなく感じてきた山杜だが(歌番組を見ないせいもある。そもそも山杜は芸能界にとことん疎い。テレビすらあまり見ないので),そんなときに飛び込んできた猪木祭。見ない手はなかった。

 ところがである。山杜はバーリ・トゥードがあまり好きではない。スポーツとはそれぞれのルールの上でやるからおもしろいのだと思っている。極端な話,野球とテニスは勝負できないように,違う競技同士を対決させようというのがどだい無理なのである。

 K−1はキックボクシングや空手など競技は違えど,「キック,膝蹴り,パンチのみの立ち打撃」という,共通点をうまく生かしたルールができている。それを「何でもあり」として不明確なルール上で異なる格闘技を戦わせる。「これこそ本当の戦い」といえば聞こえはいいが,客が金を払って見ている「エンターテインメント」でとらえると,あまりにもつまらない試合になることもまた多いのである。なぜなら,ケンカは見せ物ではなく,どんな手段を使っても相手を叩きのめせばいいからである。果たしてどれだけおもしろい興行になるものか・・・不安がいっぱいのまま見始めた。

 不安は的中した。K−1軍VS猪木軍。ほとんどの対決が土俵違いの戦い。時間切れの試合ばかり。お互いに自分の土俵で戦うための隙のさぐり合い。時間ばかりが経過する。K−1戦士は寝技や締め技,投げ技に免疫がない代わりに打撃の一撃が大きい。それを念頭に置けば当然である。あまりにつまらない試合ばかりでチャンネルを紅白に戻しそうになった。

 しかしやはり猪木はやってくれた。謎の「紅白仮面」を相手に大立ち回り。卍固めでギブアップを奪うと「ざまあみろー!!」そしてお決まりの「1・2・3・ダー!」。低かった場内のボルテージを一気に引き上げた。打倒紅白はこんなところで果たされた。

 猪木登場の後の試合はどれも決着が付き,観客も非常に盛り上がった。これはなんと言おうか・・・猪木が喝を入れたというしかない。永田が秒殺された試合,そして誰もが信じられなかった安田のバンナ撃破・・・。紅白を見ないで猪木祭を見た価値がやっと見いだせたのである。打撃をおそれず果敢にバンナに突っ込んでいった安田の姿勢は,高田の試合を見た後だけに感動すら覚えた。小川不参加で一時は暗礁に乗り上げた猪木祭りであったが,何とか形になった気がする。MVPはもちろん安田だろうが,影の立役者はやはり猪木であった。

 最後にバーリ・トゥードに対して思うところを述べたい。PRIDEをはじめとするバーリ・トゥードは,よく「VSプロレス」とされがちである。グレイシー一族と桜庭和志の対決を「グレイシー柔術VSプロレス」として見ていた人は多かったと思う。しかし,山杜はこの視点を大いに嫌う。いつ桜庭がプロレス代表になったのだろうか。ヒクソンVS高田の時もそうだ。いつ高田がプロレス代表選手になったのだろうか。高山選手が言っていた。「VSプロレス」じゃなくて「VS高山善廣」だと。私はその言葉にとても共感している。今回の猪木祭も「K−1VSプロレス」と見た人は多いはずだが,是非考えを改めてもらいたい気持ちでいっぱいだ。「K−1に出場している選手団VS猪木が集めた格闘家軍団」が正しいと思う。個人VS個人として,自分が得意とする格闘スタイルを用いて,全力を尽くして戦ったのだ。そんな視点で見てほしいのはなにも山杜だけではあるまい。


 2001.11.13 (TUE) 「女子プロレス論」
 たまには女子プロレスもいかがでしょう?!

 最近の女子プロはどうなんだろう?正直あまり知識がなくなっている。あの対抗戦ブームに乗ってブレイクした感のある平成女子プロレス。クラッシュギャルズ人気のあと低迷していた女子プロレス。

 しかし、現在の女子プロレスはまだまだ生きている!団体も、全女・LLPW・GAEA・アルシオンetc・・・ 増えている。原因は、全女の分裂によるフリー選手の増大などがある。

 また、ベテラン選手が多い!長与千種・ライオネス飛鳥・北斗晶・アジャ・コング・井上京子・井上貴子etc・・・彼女たちは現役バリバリである。

 現在の女子プロレスでこれからさらに期待できる選手を挙げてみよう。浜田文子・藤田愛(アルシオン)、中西百恵(全女)、日向あずみ(JWP)、里村芽衣子(GAEA) etc・・・きりがないのである。がんばれ、平成世代!!

 ベテラン選手より平成世代が実力で劣っているところはないと思う。あとは、知名度の問題だけだと思う。ただこれが一番難しい・・・

 最後にひとつ。女子プロにはオリジナル技が多いことも特徴である。男子選手がそれを得意技にしてしまうことも少なくない。例えば、「デスバレーボム」は、ZERO−ONEの高岩竜一のフィニッシュ技であるが、実は元祖は三田英津子(フリー)だし、佐々木健介の「ノーザンライトボム」は、現在健介の奥さんである北斗晶(フリー)のフィニッシュ技である。これは何気にスゴイことです。

 あと、昔よく論じられていた「女子プロ最強」は今も、神取忍(LLPW)なのだろうか?!


 2001.11.11 (SUN) 「小島 聡」
 「いっちゃうぞ!バカヤロー!!」

 小島聡は誰に向かって言ってるんだろう?対戦相手か?会場にいる観客?それとも・・・

 この選手は新日本に入団する前はサラリーマンをやっていた経歴がある。だからではないだろうが,ファンに対してとても優しい。雑誌記者も礼儀正しいというのだからそうなのだろう。よって,現在の会場での人気は間違いなく1番である。いい人柄がでているのだろうか?おそらく試合とのギャップは大きいだろう。

 プロレスラーは俗に言う「いい人」はトップになれないと言われる。個人的に「いい人」の第1位は,藤波辰彌であると思っている。小島は藤波社長にも負けない「いい人」なのではないか?最近そう思うのであるが・・・

 現在の小島は,天山との”天コジ”タッグでタッグにおけるトップは取ったと思う。次は,シングルである。今年のG1クライマックスで,武藤,蝶野の2人を破った実績は今後必ず生きてくるはずだ。そして私が,現IWGPヘビー級王者藤田和之といちばんやらせたいのが,小島聡である。理由は,単純に見てみたいのである。是非実現してほしい。

最初に書いた「いっちゃうぞ!バカヤロー!!」は誰に言ってるのか?は,もしかしたら小島聡自分自身にかもしれない。


 2001.11.11 (SUN) 「アイアム・プロレスラー」
 このニックネーム,PRIDEでの高田延彦のものである。金曜8時を見てた世代には,「わがままな膝小僧」や「闘うジェームス・ディーン」のほうが耳覚えがあるかもしれない。

 現在の高田は本当にプロレスラーなのだろうか?高田は,年間1試合するかしないかの状態である。そして,最近の高田は残念ながら我々の期待を裏切り続けている。マーク・ケアー,ホイス・グレイシー,イゴール・ボブチャンチン,そしてPRIDE17でのミルコ・クロコップ戦。あの試合は,他団体のプロレスラーへの挑発的発言もあり,あれだけ言ったら勝つのはもちろん内容もファンが納得する試合を見せるのがプロとしての責任であると思う。今回の「猪木VSアリ」状態はやったらいけなかったと思う。右足の骨折というアクシデントはあったが,それはそのときの観客には伝わらない。広いドームではなおさらだ。

 また,話が少し昔に戻るが,高田延彦はUWFインター当時「最強」であった。あの時の高田は間違いなく輝いていた。ベイダーを倒した腕ひしぎ逆十字,そして北尾をKOしたハイキック。まさに強さの象徴だった。しかし,その高田が「最強」ではなくなったのが,あの10・9東京ドームで行われたVS武藤敬司。あの時,誰もが高田の勝利を疑わなかった。新日本ファンですら武藤は負けるのでは?!というのが大方の見方だった。しかしドームで6万人が目にしたのは,ドラゴンスクリューで膝を痛め,プロレスの古典技・足4の字固めでのギブアップ負け。

 もしかしたらあの時「プロレスラー」高田延彦は終わっていたのかもしれない。あれからもう,6年ぐらい経とうとしている。本当に「プロレスラー」高田延彦は終わったのか?もう高田も40歳である。正直若くはないが,まだ引退には早すぎる気がする。

 がんばれ!高田延彦!!プロレスラーが最強!!を見せてくれ!!


 2001.9.2 (SUN) 「プロレスだから?」
 ZERO−ONE,橋本真也のやり方は果たして是か非か・・・。

 ご存じのように山杜は公務員である。従って,いろいろな申請や集約をするときも「お役所仕事」と呼ばれるかもしれない面倒な手続きが必要なのが当然と思っている。「手続き」を踏まない橋本のやり方には,三沢は何度か警鐘を鳴らしてきた。一方的な要求にも,大人の態度で諫め,NOAHの選手を可能な限り派遣したり,NOAHのリングにZERO−ONEの選手を上げたりしてきた。「プロレスだからOK」ではなく,社会人としての当然の義務やマナーをまっとうしてほしい。三沢はそう言い続けてきたはずだ。

 「プロレスだから」と言われることを山杜も極度に嫌う。偏見の目がなくならないからである。プロレスを良く知らない人にとっては,全ての団体がごった煮であり,紳士的なレスラーも無茶苦茶なレスラーも同一に見られてしまう。リング上の抗争はプロレスの醍醐味であるが,試合への出場がきちんと手続きされないのであれば,極端な話,リングサイドのファンがリングに上がって,レスラーに攻撃を加えるのだって許されてしまうのではないだろうか?

 バトラーツ側の突然の出場キャンセルも信じられない。急病でもない限りこんな事態はあり得ない。「プロレスラー」は本当に「社会人としての職業」なのか?と疑いをもたれても仕方ないことだ。

 職種が違えばしきたりも違うのは承知しているが・・・社会的地位を落とすようなことだけはやめてもらいたい。いちプロレスファンとして。


 2001.8.19 (SUN) 「天才」
 プロレス界にも天才は存在する。

 亡くなってしまったが,全日本プロレスのジャンボ鶴田はまさに「天才」であった。使う技すべてが必殺技になってしまう。ドロップキックでさえフィニッシュにさえなり得る凄さだった。あのプロレスセンスは持って生まれた才能の何物でもない。また,体力的にも鶴田のスタミナにかなう選手はいなかったであろう。試合後も何か余裕が感じられた。すべてにおいて,鶴田のスケールはずば抜けていた。

 ジャンボ鶴田は山梨県出身である。そしてもう一人,山梨県が生んだ「天才」レスラーがいる。誰あろう,現三冠王者の新日本プロレス・武藤敬司である。武藤も若手時代からセンスはずば抜けていた。そして,アメリカではグレート・ムタとして一時代を築いた。この大変なことを簡単に成し遂げてしまうあたりが”メジャーリーガー”と言われる所以でもある。

 また,武藤の使う技には華がある。若手時代から使っているムーンサルトプレス,側転エルボー,ドロップキックetc・・・他の選手とはどこか違う。独特の間があり,この間は誰にも真似できない,武藤のセンスである。よって,最近のフィニッシュ技であるシャイニング・ウィザードもカッコイイのだ。まだ,「天才」は現在進行形である。

 そして,NOAHの三沢光晴も間違いなく「天才」と呼んでいいだろう。タイガーマスクも経験している選手である。三沢の大試合での技のヒラメキはいまだ健在だ。三沢も武藤同様,試合に華のある選手である。NOAHにあの動きができる選手は残念ながらまだいない。強いて言えば,ジュニアの丸藤選手ぐらいだと思う。そして,どのタイプの選手と試合してもベストバウトを生み出す。今年に入ってからも,初代GHC王座を賭けたVS高山戦,1周年記念大会でのVS秋山戦。すべて見る者に感動を与える内容であった。この点においては,ジャンボ鶴田との天才対決の経験も大きいのかもしれない。これからNOAHを引っ張っていくであろう秋山準にはまだこの財産がない。これは今後自分で作っていけばいい。まだまだ,三沢は走り続けるだろう。

 これからいつの日か,新しい「天才」は現れるであろう・・・。


 2001.8.15 (WED) 「秋山と永田」
 G1は期待通り永田の優勝で幕を閉じました。先月,秋山がGHCを奪取し新日本,NOAHと改革派がタイトルホルダーとなりました。プロレスにはまた10年に1度の大きな波が押し寄せています。思えば10年前は全日本から天龍が離脱し,全日本の危機を三沢や川田,小橋といった若手が世代超えをテーマに新しいスタイルのプロレスを展開した頃です。またそれが大きなうねりとなり各団体ともに相乗効果をもたらし低迷していたプロレス界を引っ張っていったものです。

 現在は馬場の死亡後,団体の垣根が崩れるところか,スタイルを始め,戦いのイデオロギー(プロレスとK−1といったもの)すら崩壊してきています。数十年前,いや少なくとも数年前まで格闘技の最強はプロレスとして各団体が独自のスタイルのもと最強の称号を象徴するかのごとく戦いを展開してきました。ストロングスタイルや王道,U系など(邪道もあったな)主張はさまざまでもプロレスという枠の中で強さを競ったものです。

 この状況下で今は本当に混沌とした時代に突入したと思います。つまりプロレスが最強の格闘技ではなくなってきたということです。マスコミの取り扱いなどもあるのかもしれませんが,全体的に勢いがないですよね。流れるままに流れ,吹かれるままに靡いている感じがします。このままでは冬の時代が長引きそうな按配です。

 つまり秋山と永田です。改革派の2人にどうにかこの時代の先陣を切って引っ張ってもらいたいです。メジャーのタイトルホルダーですから摩擦も発生するでしょうが,もういつまでも三沢・小橋・武藤・蝶野・橋本に頼ってはいられません。プロレス界に留まらず,世間にもマスコミにもその勢いで改革を見せてもらいたいと思います。今までの革命者である長州・天龍・三沢などとは比べ物にならないぐらい大変かと思いますが,そこは時代時代の若者の発想で乗り切って欲しいものです。両タイトルホルダーに期待しています。


 2001.7.31 (TUE) 「燃える商魂」
 今から2〜3週間前のことになる(本来すぐにでも書きたかったのだが丁度多忙だったので・・・)。職場の後輩から,近所のコンビニにすごいパンが売っているという情報を得た山杜は,早速そのコンビニに向かった。パン棚を見た瞬間,虚脱感に襲われた。その商品とは・・・

「A・猪木の闘魂シリーズ」

 現役当時の猪木の写真がでかでかとパッケージに印刷されている。よく見ると結構メジャーなパン製造メーカーだ。商品名を見るとこれまた虚脱感・・・。

「闘魂一本勝負!アントンドッグ」(ソーセージパン)
「コブラツイストdeひねりパン」(ツイストパン)
「燃える闘もろこし魂パン」(コーンパン)
そして極めつけは・・・

「1・2・パン・ダー!!」(バターシュガーパン)

 まさしく「どーですかお客さん!」状態。でも結構売れているようだった。現在はすでにそのコンビニから姿を消してしまったが,またどこかで見かけたら買いたい逸品(笑)である。プロレスファンは間違いなく買っただろう。この春転勤した職場の先輩(プロレスファン)のお宅に久しぶりに伺ったとき,手みやげとして持っていったら大変喜ばれた(笑)。

 お世話になったあの方に,心を込めて「1・2・パン・ダー!!」元気ですかー!(オチ無し)

追記
 調べたところ,他にもいろいろシリーズがあるらしい。詳しい情報は ここ にて。


 2001.7.22 (SUN) 「人間魚雷」
 初来日は,テリーファンク引退試合。ダイビングローリングクラッチホールドで敗れた。その後,M・ヘイズとのコンビ,フリーバーズとして来日。試合巧者のヘイズが若い彼を引っ張っていたのが印象的だった。

 そして,S・ハンセンとのタッグで最強タッグ優勝!天龍&川田に圧勝しての優勝だった。

 タッグと言えば,やはり忘れていけないのが,S・ウィリアムスとのコンビであろう。新日本プロレスから移籍してきたウィリアムスとのタッグで天龍&ハンセンの世界タッグ戦にいきなり挑戦。そしてタイトル奪取!!ここに”殺人魚雷コンビ”誕生!そして,このタッグで最強タッグ2連覇を達成!!90年代の全日本プロレスにおいて最強のタッグであったことは言うまでもない。

 タッグプレイヤーのイメージが強いが,シングルでも実績を残している。鶴田・ハンセンとの三冠ヘビー級王座を巡る争い。そして,2人を見事に破り,通算2回の三冠戴冠!!これは意外とスゴイこと。個人的にシングルのベストバウトは,日本武道館で行われたVS三沢光晴とのシングル初対決だろう。この日は,ジャイアント馬場の復帰試合も行われていて,プロレスファンの注目度も高い大会であった。試合は,三沢のエルボーに敗れたが,試合はハイレベルな攻防の連続で,この日のベストバウトと言っても過言ではない内容であった。

 話は戻るが,ハンセンから三冠を奪取して,初防衛戦の前に病に倒れた。このころから,140Kgはあったであろう体重が,復帰後には見るからに急激に痩せていた。おそらくこの辺から病との闘いもあったのだろう。そして,いつからか来日の回数は減り,終には全日本への来日はなくなった。晩年は,インディー団体にあがることもあったが,全盛期の動きは見られなかった。 一番最近では,三沢がアメリカに行ったときにプロレスラーになる息子の紹介とともに,三沢と談笑していたのが最期であった。画面からはとても元気な様子が伝わって,まさかこれが最後になるとは誰も思わなかったであろう。そして,三沢との再会シーンは2人の関係を知る者にとっては感動的であった。

 まだ何か書き忘れたことはあると思うが,それはまた別の機会に書きたいと思う。

 さようなら,人間魚雷!ありがとう,テリー・ゴディ!! 合掌。


 2001.7.8 (SUN) 「Tシャツ」
 梅雨はどこへ行ったんだと言いたくなるほど,梅雨明け宣言前に猛暑が続いている。となると,今年も休日にTシャツ1枚で街に出かける季節がやってきたということである。

 プロレスファンである以上,やはりプロレス・格闘技関係のTシャツは欲しくなる。しかし,着て街中へ出かけられるデザインのTシャツはどれだけあるのだろう。こう書くと憤慨する方もいらっしゃるだろうが,プロレスの知名度はそれほど高くない。イチローのTシャツとT2000のTシャツ,通行人に「おっ」と気づいてもらえるのはどちらか考えたら明白である。つまり,通行人へ気づいてもらえる訳がないことを前提に考えるならば,デザイン的に優れているものならば街中でも普通に着こなせるというわけである。

 山杜宅の近所のスポーツ屋にはプロレス・格闘技のTシャツコーナーがある。もっともほとんどが新日本関係だが。猪木TシャツやT2000Tシャツ,オーチャンTシャツ,桜庭Tシャツ,果ては春一番Tシャツまで置いてある。他にはインパラのゼロワンTシャツ,ヒクソンTシャツ,エンセン井上Tシャツ,変わり種ではキン肉マン超人Tシャツがある。これは個人的な価値観かもしれないが,選手のイラスト入りのTシャツは着たくないと感じる。春一番やキン肉マンのイラストも同じだ。注目度はあるが,やはりイラストは恥ずかしい。もっと若い頃はそうでもなかったのだが・・・。それが理由かどうか分からないが,その場に行くと何故か購買意欲が失せ,未だ買っていない。

 個人的ベストTシャツは・・・。ノーフィアーTシャツである。元々プロレスの商品で無いせいか,デザインはすばらしい。繰り返し着ているうちにだんだんよれよれになってきた。どなたかノーフィアーTシャツを購入できるお店を知っていたら教えていただきたいです。


 2001.7.1 (SUN) 「サイクリングヤッホー!!」
 この言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

 これプロレスの技の名前です。誰の技かと言うと,斎藤了(闘龍門JAPAN)のオリジナルホールドです。簡単に言うと,関節技(ストレッチ技)です。この選手は天然なところもあって,特にビッグ・フジとの絡みは試合以外にも見所満載です。

 という訳で,闘龍門はおもしろいです。選手もそれぞれキャラクターがいいし,マグナムTOKYO,C−MAXを始め,サーファーあり自転車野郎ありストーカーありと個性派揃い!!

 そして,選手のオリジナル技が多いのも特徴です。最近のプロレスラーはオリジナル技が少なくなっている気がします。ラリアートなどは誰もが使う代表的な技になってしまい,私などはラリアートを使わない選手が好きなので。やはり,「ラリアート」は,スタン・ハンセン・長州力の技という感じです。この2人ぐらいイメージを定着させるのは大変でしょう。がんばっているのは,小島聡(新日本)かな?!いっちゃうぞ,バカヤロー!!

 選手のみなさんは個性を大切に。


 2001.6.30 (SAT) 「ベルトについて」
 今月は新日本が札幌ドーム,全日本とNOAHが武道館とメジャー団体が大会場での試合を行います。14日に全日本が三冠戦,20日に新日本がIWGP(と三冠戦),27日にNOAHがGHCとタイトル戦が組まれるようです。団体の垣根やスタイルの垣根がなくなった今,ベルトの流出も普通の光景となってしまいましたが元来ベルトはその団体の象徴であり権威であるため,チャンピオンは団体のエースとして君臨するに値するものでした。

 ところが今はボーダーレスの時代です。団体の枠を超えた戦いですから本当の実力者がベルトを獲得する時代になりました。各団体が利害の元でベルトを管理する時代よりも納得性があるし,他団体の選手が他団体のベルトを巻く姿には心地よい新鮮な違和感すら感じます。

 団体の威信を守るためベルトを賭けて戦うという姿もレスラーとしては必要なのかもしれません。しかし,思うに馬場の死後,マット界は異常な様変わりをしかも異様なスピードで駆け巡っています(NOAHは例外かと思う)。こうなれば流れに身を任せ当分の間は心地よい違和感を味わっていたいと思います。

 ズバリ全日本の三冠は武藤が防衛し,新日本でIWGPと三冠の防衛戦を行う,そして三冠は蝶野がとってベルトが一体どこまで行くのか,どのあたりまで流れ行くのかみてみたいものだと思います。


 2001.6.27 (WED) 「小橋建太」
 どうやら,小橋選手の復帰が来年になるらしい。膝の回復が思うようにいかず,本人も苛立っているということだが・・・。考えてみれば小橋もはや34歳。若くはない。回復力が落ちているのは仕方ないか。だいたい,以前の話では,膝が80歳の老人と同じぐらいガタガタだったと言うから,ちょっとやそっとでは回復しないのはファンとしても分かっている。

 膝が回復したとしても,あとは体力である。筋力である。試合勘である。これらが戻るにはやはり時間がかかる。あの強かった小橋がリングに戻って来るにはもっと時間がかかりそうだ。

 小橋不在の今,NOAHはつまらないか。答えは「ノー」だ。各選手がそれぞれのやり方で,NOAHを盛り上げている。このあたりがNOAHの懐の深さというか,層の厚さというか・・・。

 小橋選手は団体の心配せずに,自分の身体の心配だけしていて大丈夫ではないだろうか。そして,復活の日,みんなで叫ぼうではないか。小橋コールを。


 2001.6.23 (SAT) 「つれづれなるままに・・・」
 プロレスコラムの更新がままならないので,苦し紛れの新コーナーである。 毎日のプロレス・格闘技関連のニュースに対し,採鉄場スタッフが感じたことをつれづれなるままに書いていこうというものである。 いわゆる「日記」ですな。 掲示板の書き込みでもコトは足りるのだが・・・それだと更新にならないというスケベ根性である(笑)。

 さて,今回は武藤と蝶野の三冠戦について。

 一部のファンが三冠戦を新日本マットで行うことに難色を示しているようだが,山杜としてはアジアタッグの前例(FMWマットで防衛戦)もあることだし,特に問題ないように感じる。確かに三冠ベルトは権威と歴史があり(山杜としてはIWGPベルトよりも上に位地している),畏れ多い感覚はあるだろう。しかし,垣根を取り払い「プロレス」をとらえている武藤なら,三冠ベルトに新しい歴史と重みを刻んでくれると考える。

 新日本7・20札幌ドームでの武藤−蝶野の三冠戦,是非実現してほしい。




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