【秋山 準】


 現在、NOAHの、いやプロレス界のキーパーソンである秋山準。 彼もデビューから早9年が経とうとしている。

 デビュー戦は今、最高のライバル関係にあるVS小橋建太。 この試合で秋山はプロレスセンスの良さ、潜在能力の高さを見せつけた。 そして、鶴田欠場に伴う世界最強タッグ決定リーグ戦への大抜擢。 しかし、この後秋山はイマイチ殻を破れない状態が続く。 そして、札幌での三沢と組んでのVS川田&田上の世界タッグ戦。 ここで、秋山は、当時「四天王」と呼ばれていた川田から秋山の代名詞的技・エクスプロイダーでピンフォールを奪い、世界タッグを奪取した。

 このあたりから、秋山が持っていた実力を発揮し、「5強」と呼ばれるまでになり、格の差を破っていくことになる。 小橋とのタッグでの最強タッグ2連覇。 全日本離脱前のVS三沢でのピンフォール勝ち。この頃からもう時代が秋山準を求めていたように思われる。

 そして、今確実にプロレス界は秋山準を中心にまわり始めている。 永田裕志(新日本)、天龍源一郎(全日本)、そして現三冠王者の武藤敬司(新日本)までが秋山との対戦を希望している。 中でも、永田とは相思相愛の関係で対戦は時間の問題とまで言われている。

 3・2ZERO−ONEでの三沢&秋山VS橋本&永田の試合での超刺激的出会いは我々ファンにも「夢の続き」を期待させた。 早く見たいというのが正直な気持ちである。 そして、これからも秋山準はファンのため、何より自分がプロレス界のトップになるために走り続けていくだろう。

(文責:小沢辰彦)


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