昨年の最強タッグは新時代の流れの中、アンタッチャブル・バーニング・ハンセン組と、 全日本の本流を守る川田組という新旧のタッグ対決が大きな焦点でした。 結果としてバーニングが優勝しましたが一方で期待のアンタッチャブルは体格的ハンデを露呈し、 ファンの予想を大きく裏切るものでした。 今年は昨年王者のバーニング、巻き返しを図るアンタッチャブル、 新興勢力ノーフィアー、越境タッグ田上・ハンセン組など8チームのエントリーです。 まずは各チームの短評から。
◎ | 1 | 小橋・秋山組(バーニング) | 優勝戦は堅いか。負ける要素が見当たらずV最短チーム。 |
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△ | 2 | 三沢・小川組(アンタッチャブル) | 体格のハンデや怪我が問題。巧さでどこまで上位に食い込めるか。 |
− | 3 | 大森・高山組(ノーフィアー) | 上位に結果が出せないのは致命傷、割引必要。来年に期待。 |
− | 4 | 本田・井上組(アジア王者組) | メンバー的に厳しい。圧倒的に実力下位。 |
○ | 5 | 田上・ハンセン組(明艦砲) | 田上次第では優勝戦の進出も。実力上位で今大会の注目チーム。 |
− | 6 | エース・バートン組(ムーブメント) | 昨年の勢いが今年は見られない。 |
▲ | 7 | ベイダー・スミス組 | スミスが格落ちも三冠王ベイダーで波乱含み。穴党におすすめ。 |
− | 8 | オブライト・ウルフ組 | 体格は世界だが、実力はアジア級。 |
それでは各試合をズバリ予想。
11.13後楽園
● 三沢組−ベイダー組 ○
三沢組パワーに圧倒され黒星発進。三沢が殺られる。
○ 田上組−オブライト組 ●
無難に発進。ダイナミックキックからのウエスタン。
○ 小橋組−本田組 ●
世界とアジアの差。本田組が攻め込むも余裕の小橋組か。
11.14後楽園
● エース組−ベイダー組 ○
勢いの差そのままに。エース組良い所なく敗北。
○ 大森組−本田組 ●
こちらも勢いそのままに。ノーフィアー危なげなく発進。
11.15佐久
○ 小橋組−ベイダー組 ●
チームバランス・総合力で小橋組。難敵を見事に料理。
11.17銚子
○ 小橋組−エース組 ●
熱血対決も実力通りの結果か。今年は順当。
● 本田組−オブライト組 ○
パワーに圧倒される。10分の攻防。
11.19岡山
○ 三沢組−オブライト組 ●
三沢の右腕が炸裂か。柔よく剛を制す。
● 大森組−ベイダー組 ○
ノーフィアー初黒星。ベイダーの壁高し。
11.20京都
△ 三沢組−小橋組 △
初の時間切れドロー。三沢組3失点で崖っ淵。
11.21静岡
○ ベイダー組−オブライト組 ●
重量対決はベイダーの力だけで勝利か。
○ 田上組−本田組 ●
歯が立たず。秒殺で決着。
11.23盛岡
● 小橋組−大森組 ○
大波乱。世界タッグの借りを返す。小橋組も失点3。
○ エース組−オブライト組 ●
タッグチームとしての実績を考慮しエース組。
「中間折り返し時点で田上組が全勝、ベイダー組・大森組が1敗、
三沢組・小橋組が失点3でほぼ上位が横一線で並び後半戦へ突入。」
11.24秋田
○ 大森組−エース組 ●
ノーフィアー依然止まらず。
● 本田組−ベイダー組 ○
順当。この試合も秒殺か。
11.26新潟
● 三沢組−田上組 ○
三沢組手痛い黒星。失点5で早々と脱落決定。
● 本田組−エース組 ○
エース組の実力。アジア王者未だ黒星続き。
11.27仙台
● 大森組−田上組 ○
大森組後退。田上組全勝キープ、大森組失点4で厳しい状況に。
○ 三沢組−本田組 ●
三沢組らしさを展開。4の字ジャックナイフで勝利。
11.28戸田
○ 田上組−エース組 ●
田上組が勝利し武道館に光が見えた。
○ 大森組−オブライト組 ●
こちらもまだまだ失点4のまま大森組も終盤戦へ。
11.30大阪
○ 小橋組−田上組 ●
田上組初黒星。小橋組最後の強敵を下し失点3で終盤戦へ。
○ 三沢組−大森組 ●
三沢組の意地か。大森組3敗の失点6で完全脱落。
12.1岐阜
○ 三沢組−エース組 ●
消化試合も三沢組ここは負けられない。
「リーグ戦最終戦前で田上組・ベイダー組が1敗の失点2、小橋組は1敗1分の失点3。
事実上優勝決定戦は以上3チームからとなる。」
12.2太田
○ 小橋組−オブライト組 ●
順当に勝ち上がる。失点3で小橋組全日程終了。
「田上組・ベイダー組のいずれかが勝利すれば勝利チームと小橋組が優勝戦へ。 時間切れ引き分けの時は3チームによる進出チーム決定戦。」
○ 田上組−ベイダー組 ●
自力に勝る田上組に凱歌。スミス健闘するも息絶える。
よって優勝戦は小橋組対田上組、11.30大阪の再戦となる。
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12.3武道館
優勝戦カード予想 田上 明,S・ハンセン組(リーグ1位)
優勝チーム予想
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優勝戦進出の根拠は小橋組が世界タッグ選手権チームと個人のレベルを考慮してのこと。 小橋・秋山ともレベルは言うに及ばずです。 他のチームと比べてもその総合力は1枚上でしょう。 もう1チーム田上・ハンセン組は負けないという考えからです。
ただポイントになるのは田上です。 昨今の緩慢な田上が不安要因ですが、連携やチームワークを度外視しても勝負になります。 チームワークで勝負のノーフィアと対局に位置しますのでチームとしての面白味には欠けますが、 かつての馬場・ハンセン組がそうであったように、爆発を期待しています。 そして99世界最強タッグ決定リーグ戦優勝戦は小橋・秋山組の2連覇と予想。 2000年そして21世紀と全日本の中心選手としてまた日本プロレス界の中心選手としてここは負けられない!!