【98年全日本プロレス展望】


 あけましておめでとうございます。本年も様々な全日本プロレスの話題を取り扱って参りますので, 御支援よろしくお願い致します。

 さて,私なりの本年の全日展望ですが,昨年とあまり変わらないと予想します。つまり,ドーム大会と いう「お祭り」的な興行こそあれ,そのほかの部分,特に本流はそのままなのではないでしょうか。三冠戦 と世界タッグ戦を2本柱にすえ,各シリーズ全国を興行する。この形はそのままだと思います。「偉大なる マンネリ」というやつです。

 「開国」に関しても,他団体との抗争などは起こらないでしょうし,私としては起こってほしくないと 思っています。期待するファンの方も多いのでしょうが,抗争は全日のカラーに反すると思います。あく まで他団体選手が全日本のリングに参戦する,あるいは全日の選手が他団体に派遣される,といった形を 貫くと思います。TVの放映権上の問題から,新日本との絡みはまず無いと言っていいでしょう。となると, 自然と楽しみは,新日本以外の他団体から誰が参戦してくるのか,他団体選手のタイトル挑戦はあるのか, チャンピオン・カーニバルや最強タッグへのエントリーはあるのか,ということになるでしょう。

 また,全日本内部の主力にも,やや変動があると予想します。そろそろ中堅クラスが上がってきてもいい 頃です。まだまだ四天王との差は大きいと思いますが,脅かす存在になってくるのでは,と考えています。 秋山が四天王からピンをとるのは珍しくないことになるでしょうし,秋山の影に隠れがちな大森,本田あた りも,今年はブレイクしそうな予感がします。特に大森,彼がニードロップに代わる,何か非常に説得力の ある決め技を会得したなら,大変なことになるんじゃないかと思ってます。

  では,私の98全日本10大予想を発表します。

 1。チャンピオン・カーニバルで小橋が優勝
 2。川田・田上がコンビ解消
 3。川田が三沢を下し三冠王者に
 4。ウルフが大ブレイク。外国人トップの一角に
 5。三沢−馳戦が実現
 6。エースが三冠に挑戦
 7。池田大輔,世界ジュニア挑戦
 8。大仁田率いるZENの参戦
 9。田上・大森組結成,世界タッグを奪取
 10。三沢・秋山組が悲願の最強タッグ制覇

 もうちょっと大胆な予想もしたかったのですが,何せ今年になってからまだ1度もTV中継見てませんし, 雑誌も読んでないんで,正直言って展望が開けてないんですよ。まあ,おいおいということで。

 ドームの話題が無いじゃないか!という声が聞こえてきそうですが,それはまた別枠で書きたいと思いま す。では,今年も思いっきり全日本プロレスを楽しみましょう!!

(文責:山杜一平)


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