駅駐車場にクルマを入れ，ホテル前で待つこと１５分。まず最初に現れたのは池田選手。早速お願いする大蔵。しかしあっさりと駄目。駄目もとでやっているので仕方がない。さらに待つこと１５分。バスが到着し，選手の一団がやってきた。この時点では当然迷惑になるのでしばし待機。部屋に戻る選手やコンビニに買い物に行く選手，行動はまちまちである。注目したのはノーフィアーの３人。大森選手が部屋へ戻り，高山＆浅子両選手はコンビニへ。買い出し係らしい。しかし，高山選手の格好にびっくり！寒い会津若松の気候の仲をＴシャツ＆ハーフパンツで歩いている！そしてあの身体に金髪である。コンビニの店員さんは相当びびったに違いない。

　一段落着いたのだろうか，小橋選手と力皇選手が「近くにメシ食うところあるはずだから」と話しながらやってきた。チャンス！早速お願いする大蔵。快くＯＫをもらい，撮影。「ホームページに載せても良いですか？」という承諾までとった。「ホームページの名前なに？」と小橋＆力皇両選手。「採鉄場（注・STJ Corp.の旧サイト名）です」と答えると「有名なとこ？」うーん，しがない個人ページのため，知名度はやはり低い。そこで山杜は「ＲＩＮＧＳＩＤＥさん（注・現在はOASISにサイト名変更）はご存じですか？そこからリンクで行けるはずです」とＰＲ。

小橋「ＲＩＮＧＳＩＤＥっつーと， 哲ちゃん（和泉哲・改さん） のとこか？」
力皇「いえ，あそこは 中さん（中中中さん） のとこです」

ううう・・・さすがに大手さんは知名度が違う。「今度是非ご覧下さい！」としっかり売り込み，両選手に深々とお礼をして別れた。見てくれると良いなあ・・・。 ＩＴ時代と呼ばれる昨今，やはり選手の皆さんにとってもインターネットホームページはかなりの関心事であるらしい。まずはいきなり大収穫を納めた山杜＆大蔵であった。しかし，小橋選手と写真が撮れて大喜びしている山杜＆大蔵は，ひとつ重大なことを忘れていた。そう，力皇選手にも写真取らせてもらえばよかったのである。力皇選手には失礼なことをしてしまった・・・。

　さて次に自動販売機でビールを買っているラッシャーさんに声をかけるも，あえなく玉砕。選手は近くにいるのだが，「迷惑をかけない」が信条であるから，なかなか声をかけにくい雰囲気が続く。そうこうしているうちに，百田選手，田上選手，役員の方々が出かけていった。マイティさんを筆頭に何人かの選手も，小沢が行っているチャンコ屋へと出かけていった。今日はもう駄目か，と思っていたところ，出てきた！三沢社長だ！声をかける大蔵。ＯＫ！まさか社長と撮れるなんて，大収穫だった。

　さらにチャンスを待つ。山杜が郡山へ帰る都合上，１０時までと決めていた。間もなく１０時。ここまでか・・・と思った瞬間，丸藤選手登場！またもＯＫ！ＮＯＡＨジュニア戦線の未来の王者，さすがにさわやかである。１時間以上張り込んだわりには，少なかったかもしれないが，非常に満足した山杜＆大蔵であった。

　一方，会津若松市内の某チャンコ屋へ同僚と予約を入れていた小沢は９時３０分ごろチャンコ屋へ到着。ここのご主人は元力士＆レスラーであり，ＮＯＡＨの選手とも親交の深い人である。平日であるにもかかわらず，ＮＯＡＨの選手たちが訪れることを想定してか，店内はすごい混みようだった。待つことしばし。マイティさんにつれられ，本田多聞，泉田純，志賀賢太郎，練習生の杉浦貴・・・といった選手たちが姿を現した。そして何と，小沢たちが座っている後ろのテーブルに陣取ったのだ！

　激しい試合をした後の選手たちの楽しみは，やはりおいしい料理と酒のようだ。マイティさん以外はここは初めてのようで，マイティさんからご主人に紹介されていた。いつもならラッシャーさんや永源さんが来るところなのだが，今回は来なかった。山杜たちがラッシャーさんがビールを買う姿を目撃しているので，２人はホテルで酒盛りだろうか。しばらく食事タイムなので様子をうかがう小沢。すると他のファンがサインや写真をお願いに来た。それに乗じて，小沢たちもお願いすることに。しかし，いざ本物に会うとビビリまくり。結局，同僚の中で一番年上の人に声をかけてもらった意外と小心者小沢であった。選手たちと集合写真を撮り，パンフにサインをもらい最高の気分の小沢。改めて試合観戦中の態度を反省した小沢であった。

　サイン中のマイティさんと志賀選手のやりとり。

マイティ「おまえ，サインするとき「全日本」って書くことない？」
志賀「いやっ，自分はまだないですっ。」
マイテイ「おれこの前さー，思わず全日本って書いちゃったんだよ！あっ、マズイ！と思って全日本の前に「元」って入れたよ！！（笑）」

　楽しい時は過ぎ，その後延々と午前０時過ぎまで飲んでしまった小沢であった。翌日は平日。仕事が相当つらかったことは言うまでもない。だが，選手たちはファンにとても優しく，大満足で小沢とその同僚は帰途に着いた。